イチローチーム奮戦記

 

はじめに

 
 この物語は土器川リーグについて具体的に分かりやすく説明した物語です。ぜひ、ご一読を!(登場人物、チームなどはすべて架空のものです)
 
 野球好きイチロー(土器一郎)君のチーム(フェニックス)は、トーナメント大会をするリーグに参加していたが、守備力が弱いため、いつも一回戦敗退であった。
試合数からの参加料コストが割高となるし、何よりも「年間を通じてゲームを楽しみ、かつ、一定の緊張感も欲しい」とするチーム意向に反すると判断。
そこで、リーグ戦方式の当協会に加入した。

 

V部の巻

 
 キャプテン(背番号10)で投手のイチローは『俺のレベルはT部だ』と、やや”己惚れ気味”の青年ゆえV部は不満気。しかし、年間を通じて十数試合も出来るし、『ゲームを楽しむことが一番である』との思いがベースにあった。
V部の大会(太陽スポーツ盾争奪リーグ戦)でのフェニックスの初試合は3月開幕日であり、メンバー15人中11名がベンチ入りした。『まだ寒いじゃん(ブル・ブル)』 みんな緊張気味のなかプレー開始。
イチローが1・2回はコントロールの乱れから四死球を連発。内野のエラーもあり失点したものの3回以降立ち直り、持ち前の速球をズバズバ決め、奪三振8個、4打数3安打(うち二塁打1)、盗塁2と大活躍をして、5−3で初戦白星スタート。しかし夏になると暑さからかダラダラとダレた試合が続き、2敗黒星。そこで監督(背番号30)とイチローがみんなにハッパをかけ、集中力が回復。
秋の最終戦まで11勝2敗1分けの戦績で見事ブロック内準優勝を果たし、来期U部昇格を決定づけた。
 

カントク:

俺は夏の暑さより ”人集め” がしんどかったよ−−−−−投手力・攻撃力はまあまあだが、守備力がイマイチだ。来期U部での試合に向け、守備力UPが課題。
イチロー: バック(守り)が弱いので常に奪三振を狙ったおかげで、最多の78個で賞をいただきました。\(^o^)/ しかし、野球は全員でしますし、先を考えたら守備力強化で、緩急をつけた投球・打たして取る野球が本来ですよね。
カントク: シーズンオフは守備の重点練習をやるぞ!
みんな: オー !! (この寒いなか練習?−−−−− (-_-;) )
 
地球温暖化(誰だ自然環境を壊す奴は)のせいもあり、12月は暖かい日が続いた。フェニックスチームは練習を兼ね、土器川河川敷でバーベキュー忘年会を計画。あまり試合に出ていないメンバーも、この日とばかりに参加し、なんと15名全員が揃った。缶ビールで顔が赤くなるナガノブ監督は『来期目標 U部頂点 !!』と叫んだ。
みんなゴミを片付けしながらペチャクチャ---『最終目標は天下取りじゃけん!』と誰かがつぶやいた。

 

U部の巻

 
 1月・2月と練習を重ねたフェニックスは、一部、内外野の入れ替えや、補強メンバーの参加もあり、守備力が向上。チェンジアップやカーブを覚えたイチローもピッチングに幅ができ、バックも信頼。
U部の大会(リーグ会長杯争奪リーグ戦)では、総合力において他チームを引き離し、13勝1敗(首位)の戦績にて、V部で果たせなかった大会優勝決定戦に進出。
9回まで0−0の投手戦が続き、ついに判定戦での決着において、他ブロック首位チームに2−1で勝ち、会長杯を手中に収めた。来期T部昇格しかり !!
 

カントク:

 

みんなおめでとう!よく頑張りました。けんど、あの棄権試合での1敗が悪い。いつも言っているが、試合前30分前には全員集合だ。長期日程ゆえ、朝一(7:00〜)の試合もある。定刻に間に合わなければ(9名揃わなければ)、棄権処理(不戦敗)されるのは当然だ。リーグ事務局から注意され、相手チームにも迷惑をかけた。深く反省すべし !!
イチロー: ピッチング同様、余裕を持って−−−、そういう僕も遅れそうになってドタバタした時がありますが、やはり立ち上りに悪影響しますね、監督。
カントク: 当たり前だ!(のクラッカー) (-_-X)
みんな: 早朝試合の時は、前日早く寝よっと-----。(有言実行やいかに?)
事務局: 監督さんの言われるとおりだが、当番はキチンと責任を持ってやってくれました。棄権試合も良くないが、それ以上に当番者(審判・記録)のトラブルは最悪です。来期もT部での『するべきこと(当番)をしての活躍』を期待 !!

 

 

T部の巻

 
 リーグ加盟3年目で念願のT部入りを果たしたフェニックスは、抽選の結果、Aブロックに属することになった。
T部では常連チームが多いものの力量レベルがT・U部ボーダーゾーンのチームが存在し、T⇔U部を「行って来い」する現象も見られる。
フェニックスは昨期メンバーを補強して総勢18名となり、「守りの野球」をモットーに、監督・コーチ(背番号29)・キャプテン・連絡者3名、さらに投手3名・捕手2名と、T部上位食い込みを狙って組織上も体制を強化していた。
投手が3名なれど、監督は『イチローがエースであり、ピッチングに専念せよ』として、キャプテンを他の選手にバトンタッチさせた。
T部の大会(市長杯・協会旗争奪リーグ戦)で監督は、イチローを主戦としつつも3名の投手をうまく使用しながら、試合毎の急所での作戦が的中!大混戦のなか、13勝2敗1分けの結果を残してブロック優勝。
さらにリーグ覇者をかけた王座決定戦でも3−2で勝利した。イチローのピッチングも通常戦同様、緩急・打者とのかけひき・ここぞという時の速球勝負(カッコイイじゃん)は見事であった。この日はローカルエリアのケーブルTV局が取材に来ての試合となり、数日後、そのTV放映を全員で観て大いに満足のフェニックス。
 

カントク:

いやーイチローちゃんはじめ皆よくやったネ。少し出来すぎじゃないの。

みんな:

監督!少しじゃなくて、3年目にリーグ覇者とは「大出来すぎますよ。ホント。」

イチロー:

チームの「まとまり」と「継続」が1番!、過程(ゲーム運び)があっての結果。過程を大事に!(なぁーんちゃって、エラソウに)-----来期も大いに楽しみましょう !!

カントク

-----まてよ。団体賞・個人賞とたくさんもらったが、ホームラン賞がないやんけ?誰か来期は一発と言わず数発打ち込んでや。-----以上、課題!